更新日:2008年9月10日
Vol.250:県外編 郡上八幡(岐阜県郡上市八幡町)

写真写真写真地図

名水百選1号のある水の町

写真 大津から名神高速道路経由で約2時間半、東海北陸自動車道の郡上八幡ICを降りてすぐ、奥美濃地方の郡上八幡に着く。長良川の支流吉田川が町の中央を流れ、正に山紫水明の景色が眼前に広がる=写真(1)。
 わき水が豊富で「宗祗水」は名水百選の第1号だ。町中に水路が張り巡らされ、水が人々の生活に密着している。「いがわこみち」=写真(2)=は水路沿いに続く生活道路。水路には洗濯場があり、コイなどの魚が悠々と泳いでいる。約100メートルの小道をゆっくりと歩くと水の町の人々の暮らしを垣間見ることができる。
 「やなか水のこみち」は、長良川や吉田川で採取した約8万個の黒い玉石を敷き詰めた風情ある水辺の広場。周辺には美術館や民芸館などがある。柔らかなせせらぎの音が聞こえ観光客らの憩いの場となっている。
 郡上八幡はこじんまりとした城下町で、郡上八幡城や職人が住んでいた職人町などの古い町並みを歩いて見て回れる。散策していると豆腐やみそなど水が美しい町ならではの特産品が目に付く。こうばしい香りに誘われて吉田川の清流でとれた旬の魚・鮎(あゆ)の塩焼き(700円)=写真(3)=を頂く。天然ならではの甘みと香りが特徴だ。11月中頃まで楽しめる。
 夏の風物詩と言えば「郡上おどり」。日本3大民謡・盆踊りの一つで、7月〜9月にかけて約30夜踊られる。多いときで数万人が輪になり踊りを楽しむという。郡上八幡博覧館でおどりの実演を見学=写真(4)。ゆったりとした調子やテンポの速い曲など10種類あり、熱気あふれる郡上おどりが体験できる。
 宮ヶ瀬橋のたもとに食品サンプルの体験工房「さんぷる工房」がある。ろう細工から始まったという食品サンプルの発祥の地で、今も盛んに作られている。工房にはカラフルでコミカルな食品サンプルがずらりと並び、訪れた人の目を楽しませてくれる。食品サンプル作りの体験もでき、天ぷら作りに挑戦した。液体状の黄色のろうを湯の中に流し入れ形を作り=写真(5)=ビニール樹脂で作られた大葉などの具材にかぶせていく。ろうが天ぷらの衣になり、本物そっくりな私の天ぷらがあっという間に完成した=写真(6)。
 郡上八幡へは高速バスで京都から約2時間半。JRだと高山線美濃太田駅から長良川鉄道で約1時間半◇郡上八幡博覧館 午前9時〜午後5時。大人500円。おどり実演は1日4回◇さんぷる工房 午前9時〜午後5時。木曜休館。体験料1000円。体験は要予約。申し込み、問い合わせは(0575・67・1870)へ。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(滋賀)に掲載されたものの転載です。

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