


JR河毛駅から送迎バスで十数分、のどかな田園風景の中にこつぜんと現れる一軒宿=写真(1)。温泉マニアを魅了する「秘湯(ひとう)」の雰囲気たっぷりの風情に胸が躍る。
小谷山のふもとにひっそりとたたずむ同温泉は、浅井長政やお市の方も湯治に通ったと言われる。湯煙の立ち上る露天風呂=写真(2)=をひたひたと満たしているのは、かけ流しの赤茶のにごり湯。無色無臭の源泉が空気に触れて酸化し、このような色になるそうだ。さらりとした肌あたりのお湯はヒドロ炭酸鉄泉。胃腸病や、傷、ヤケド、アトピーなど皮膚にも効果があると言われ、遠方から訪ねてくる人も少なくない。竜神が住む地という言い伝えを思い起こさせる、神秘的な雰囲気に包まれて時を忘れて心も体も癒やされる。
素材にこだわった本格的な料理も人気だ。お座敷では、京都中央卸売市場から仕入れる、旬の食材をふんだんに使った会席料理が4種あり3675円から=写真(3)は「湖北の花膳」で8400円、同温泉提供。鴨など鍋料理も豊富にそろえている。温泉内のレストランでは手頃な食事も楽しめる。
宿の向かいにグラウンドゴルフ場がある=写真(4)。湖北の観音めぐりや、西池で渡り鳥のバードウオッチング、 篷庵で遠州流庭園の鑑賞など、周辺散策の楽しみも盛りだくさんだ。
年中無休。日帰り入浴は午前11時〜午後9時。大人1000円、小学生以下500円、4歳以下400円。1人5000円以上の食事で入湯無料。食事は前日までに要予約(予約は3人以上で)。レストランは予約不要。混雑時は入湯の制限をする場合もあるので、事前確認が望ましい。
問い合わせは(0749・74・2235)へ。