更新日:2007年10月3日
Vol.216:工場見学(3)ヒトミワイナリー(東近江市山上町)
写真1 写真2 写真4 地図

瓶詰め作業に目がくぎ付け

写真3

 鈴鹿山系に抱かれ、もみじの名所として名高い旧永源寺町。自然豊かな土地に「にごりワイン」で有名なヒトミワイナリーはある。9月25日に新酒のワイン瓶詰めが始まった同ワイナリーを訪ねた。
 男性ファッション商社の創業者図師禮三さん(84)が大のワイン好きだったことから独自のワイン造りをしたいと地元にワイナリーをつくることを決意。現在の建物=写真(1)=が91年に建てられスタートした。自家農園で収穫されたブドウや県内で栽培されたブドウを中心に果実を厳選。一貫してこの工場で製造している。
 地下で行われる瓶詰め作業は、大きな窓越しに見学できる。まずは瓶の洗浄殺菌、その後1本ずつ手で瓶詰めした後、湯せん殺菌=写真(2)。通常は熱プレートなどを使って高温殺菌するところが多いが、できるだけ生きた状態で飲んでほしいとこの手法が採用された。4本の瓶を代わる代わる入れ替え、ワインが入っていく工程に目がくぎ付けになる=写真(3)。「ろ過をせず、発酵途中のワインを瓶詰めにするのが、このワイナリーの特徴です。今年の新酒は凍らせて水分を除いた氷結果汁を加えた新製法。酸味が穏やかで口の中に甘みが広がります。小さな工房だからこそ出せる味を堪能してください」と岩谷澄人工場長(42)。
 1階では同ワイナリーで販売されているワイン約25種を試飲できる=写真(4)。自家製天然酵母を使用したかみごたえのあるパンも大人気。今年初の試みで湯せん殺菌前の生のワインを有料で飲める(10月下旬〜11月下旬まで店舗内のみ)。

■近江鉄道八日市駅からバス約35分山上口下車すぐ。見学予約不要、無料。今月の中旬まで毎日瓶詰め作業がある。問い合わせは(0120・80・4239)へ。

 

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(滋賀)に掲載されたものの転載です。

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