
涼しさを求め、甲賀市信楽町にある鶏鳴の滝を「しがらきの郷・歴史ボランティアガイドの会」澤定逸会長(66)の案内で訪ねた。
信楽高原鉄道信楽駅から北西に歩いて10分ほどの信楽伝統産業会館(0748・82・2345)で待ち合わせ。天平時代の焼きものから近世までの作品が年代別に展示され=写真(1)、信楽焼の歴史がわかる。現代作品展も常時開催され文化の発信拠点となっている。観光案内所でもある同館で信楽マップや信楽の文化財ガイドブックなどを入手し、鶏鳴の滝に向かった。
国道422号から分かれ1kmほど車で走ると県道沿いに看板を発見。そこから狭い道を進むと駐車場があった。車を降りさらに100mほど上ると、目の前に美しい滝が現れた=写真(2)。
木々の間から日がさし込みキラキラと光る。滝の前に立つと、霧のようなしぶきが気持ちよかった。高さ6m、幅5mの滝はダイナミックで、この日も写真を撮る人たちが大勢訪れていた=写真(3)。県内のフォトクラブ「18ぱあせんと湖都」の中井孝さん(65)は「比良などにも滝を撮りに行きますが、この滝は岩が多く、水に変化があり美しい滝です。冬場はツララができてまた違った美しさをみせてくれます」と話していた。
澤さんによると、滝の東方にある信楽で一番高い笹が岳山頂に古い寺跡があり、元旦の朝この寺跡の古井戸から黄金の鶏が現れて時を告げる伝説にちなんで鶏鳴の滝と名付けられたという。「地元の人には有名な滝です。風情があるだけでなく昔は流しそうめんをしたりして親しんでいました」と澤さんは教えてくれた。
メモ:信楽高原鉄道信楽駅から車で20分。