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Vol.173:五先賢の館と浅井能楽資料館(長浜市)
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地域が育んだ豊かな文化
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比叡山千日回峰行を創始した相応和尚(かしょう)、狩野派の画家・海北友松、賎ケ岳七本槍(やり)の一人・片桐且元、茶道・遠州流の祖である小堀遠州、漢詩と書道の大家・小野湖山。平安から明治まで時代も分野も異なるこの5人は、いずれも旧浅井町にゆかりが深い。長浜市北野町に、彼らの功績を紹介する「五先賢の館」がある=写真1。
資料が並ぶ展示室や、湖山の書が掛かる和室があり、お茶や漢詩の教室に地域住民が集う。毎年5月には同館主催の「一日回峰行」があり、今年も小学生を含む約100人が和尚の生地・北野や小谷山頂を巡った。「北国脇往還を人や物が盛んに往来していた土地。東西の文化と豊かな自然が合わさり、優れた人物が次々と世に出たのでは」と館長の志水兵衛さん(71)は話す。
和室の周りには借景の美しい庭園が広がる。遠州の発明といわれる水琴窟(すいきんくつ)に志水さんが水を注ぐと、涼しげな音色が響いた=写真2。 |
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続いて400m東の浅井能楽資料館へ向かった。浅井はかつて上質な絹糸の産地として知られ、能装束にも使われた。ここでは、伝統の技を用いて復元された能装束を見ることができる=写真3。織るだけでも1〜2カ月という装束は一面に精巧な模様が織り込まれ、天然染料の鮮やかな色彩は退色するほどに味わいが増すという。
近くの田根小学校では毎年秋に五先賢学習の時間があり、墨絵や茶道を体験するそうだ。身近に豊かな文化や歴史を学べる子どもたちがうらやましくなった。 |
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五先賢の館(0749・74・0560)は水曜と祝日の翌日休館。一般200円。浅井能楽資料館(0749・74・3871)は要予約。いずれもJR長浜駅からバスで浅井支所前下車、そこからタクシーを利用。またはJR河毛駅からレンタサイクル(300円〜)で約30分
※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている
「あいあいAI 滋賀」に掲載されたものの転載です。
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