更新日:2008年9月24日
Vol.265:お祭り街道散策ウォーク
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祭りの見せ場さまざま

 祭りどころといわれる播州。とくに秋祭りは「盆、正月には帰らなくても、祭りには必ず帰る」といわれるほど、地元の人々に親しまれ、生活に密着している。
祭りの舞台となる神社のうち3カ所を訪ねる「お祭り街道散策ウォーク」(山陽電車主催)に参加して、予備知識を仕入れてきた。
 ウォークは17日にあった。姫路市白浜町の松原八幡神社を出発、浜の宮天満宮(同市飾磨区)などに寄って、恵美酒宮天満神社(同)までの約8キロのコース。平日だったが303人が参加した。
 集合場所の松原八幡神社は、毎年10月14、15日に開かれる県指定重要無形民俗文化財の「灘のケンカ祭り」で知られる。亀山節夫宮司が説明してくれた。763年の創建。1679年に建てられた楼門(写真1)は高さ約14メートル。市の重要有形文化財になっている。7基の屋台と3基の神輿(みこし)を保管。重さは約1−2トン。今年は屋台1基が新調された。
 神輿3基の激しいぶつけ合いは、拝殿前、楼門前、神社から歩いて10分ほど離れた「お旅山」(写真2)のふもとの3カ所で行われ、これがケンカ祭りと呼ばれる理由。祭りが近づき「お旅山」では見物人のための観覧席が建設中だった。
 西へ40分ほど歩くと、浜手緑地公園。弁当を食べた。浜の宮天満宮(写真3)はここからさらに約40分。氏子総代の都倉延夫さんが案内してくれた。学問の神様、菅原道真公を祭っている。
 市の重要無形民俗文化財になっている「台場差し」があるのは10月8、9日。
屋台の重さは、屋台を載せている木製の台場を含め約2トン。これを「差し手」の男24人が掛け声に合わせて、頭上に持ち上げる。そのままの姿勢で数十秒間「静止」する。「力自慢」が見せ場である。
境内に入ってくる9基の屋台のうち、4基が台場差しを披露する。
 最後の恵美酒宮天満神社(写真4)へはさらに10分歩く。ここも菅原道真公が祭神。現在の拝殿は2003年に新しくなった。ウォーク主催者の説明によると、境内に重さ約2トンの屋台8基が入り、2、3基ずつ順に練る。10月8、9日の祭りの見どころは、今年、市の重要無形民俗文化財になった「台場練り」。台場の下に入り合図で頭上に押し上げたあと、肩に担いで練る。
 同市内から参加した犬島正三さん(78)は「祭りのことはなんとなく知っていたが、実際に歩いたことはなく、面白かった」と話していた。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に
掲載されたものの転載です。

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