

明石海峡大橋を渡り、淡路島へ。淡路市の県立淡路景観園芸学校と民間会社経営の「吹き戻しの里」を訪ねた。
紹介パンフレットによると、同学校は99年4月に開校。「花と緑あふれる生活、文化を創造する景観園芸という新たな分野における実技・実践主体の教育・研究」に取り組んでいるが、ここで紹介するのは「365日、日の出から日没まで自由に見学」できる学校の「アルファガーデン」(写真1)。広さ約2.5ヘクタール。校舎の南側に隣接している。
庭は10カ所。「花」「風」「園芸療法」など名前がついている。
地面を掘り下げた沈床庭園は、庭を立体的に見せるヨーロッパに多い手法。すり鉢のような形を楽しむもので、主役は芝生と石畳。「四季の庭」は日本庭園。小川の両側にモミジ、キャラボク、マユミなどが茂り、水琴窟(すいきんくつ)もあった。
学生たちがチームを作って取り組んでいるのは「カラーガーデン」(写真2)。生け垣で小空間を作り、その中で色の異なる草花を栽培。白、黄、赤、青の4色。テーマの色が映えるように工夫している。
カフェテリア「風の詩」の屋上庭園からは、周りの景色を一望できる。天気がよければ大阪湾まで見える。
「吹き戻しの里」は、学校から車で約20分。「吹き戻し」(写真3)は、筒状の丸まった紙に息を吹き込んで、紙が伸びるのを楽しむおもちゃ。巻鳥、巻笛、蛇笛、ピーヒャラなど。昭和の初めには日本中で作られたという。見学・製作体験(有料)ができる。
「吹き戻し」を作るには、巻きグセをつける作業(写真4)がポイント。材料は、針金が1本入った筒状の紙と、口にくわえる筒。紙をしごいて丸め、筒に合わせて完成。体験では6本作ることができ、製作時間は約15分。作った後は遊び方を教えてくれる。
取材した日は、60歳代前半の20人が楽しんでいた。「いくつになっても楽しい」と笑顔が絶えない。
吹き戻しの里を経営する八幡光雲堂は、全国の8割を生産している。
■景観園芸学校:0799・82・3131
■吹き戻しの里:0799・74・3560
入場は午前10時−11時半、午後1時−3時半。高校生以上500円、子ども300円。