更新日:2008年6月4日
Vol.250:猫の美術館と陶芸体験(淡路市)
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無数の猫に癒やされて

 ペットとして昔から人気の高い猫。その猫の絵だけを飾った「淡路市立中浜稔猫美術館」を訪ねた。隣にある淡路市立陶芸館にも立ち寄り、陶芸体験もしてきた。
 神戸淡路鳴門自動車道の東浦インターを降りると目の前に「猫」とだけ書かれた看板が。そこから東へ5分ほどで、猫美術館に着く。2階建てで広さは1200平方メートル。一歩中へ入ると、文字通り猫の絵ばかり。旧東浦町(現淡路市)出身の墨絵画家中浜稔さんが描いた約290点が展示されている。やわらかいタッチで描かれた作品は「ホッコリワールド」そのもの。心を和ませてくれる。
 入ってすぐ、77匹を描いた縦1メートル、横20メートルの「町内の群像」(写真1)に目を引かれた。描かれているのは、近所で見たことあるような猫たちばかり。
 1階の中央には、スナメリの背に乗った猫の石像(写真2)がある。これは中浜さんが創作した絵物語「淡路島猫浜物語」の中で、主人公の「こま」が明石海峡を渡るシーンを再現したもの。猫の絵が描かれたエレベーターで2階へ行くと「猫浜物語」の実物を見ることができる。縦1.2メートル、横0.8−1.6メートルのパネル35枚で構成する大作。天平時代の淡路島が舞台。淳仁天皇と飼い猫が主役だ。色鮮やかな絵巻になっている。
 同館は2000年オープン。リピーターが多く、中には10回来たという人も。今も新作ができると寄贈され、館蔵品は増え続けている。毎月第2日曜日に中浜さんが墨絵教室を開いている。
 陶芸館(写真3)は約500平方メートル。1階は体験室で2階が展示室。展示室では、地元特産のカーネーションの釉薬(ゆうやく)を使った東浦焼や、淡路島の陶芸家の作品などを展示している。体験室では、粘土細工や電動ロクロを使った作品づくりが楽しめる。陶芸は苦手、という人は絵付け体験ができる。素焼きの湯のみか皿に、陶芸用パステルなどを使って自由に絵を描く。記者も絵付けに挑戦。30分ほどかけて湯のみにパンダの絵を描いた(写真4)。作品は2カ月ほどで届けられる。それを楽しみに、淡路島を後にした。

■淡路市立中浜稔猫美術館(0799・75・2011)。月曜休館。大人500円、大学・高校生300円、中・小学生200円。

■ 淡路市立陶芸館(0799・75・2585)。月曜休館。入場無料。陶芸体験は、粘土細工1000円、電動ロクロ1500円、絵付け700円(別途送料が必要)。電動ロクロ体験は事前予約が必要。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に
掲載されたものの転載です。

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