更新日:2008年5月14日
Vol.247:交通科学博物館(大阪市港区)
写真2 写真3 写真4 地図

走る模型列車に見入る

 日々の生活に欠かせない乗り物。大阪市港区の「交通科学博物館」を訪ね、鉄道を中心に車、船、飛行機といった交通手段の歴史や技術などを学んできた。
 JR環状線の弁天町駅を出ると、すぐ目的地。展示されている列車が見える(写真1)。同館は広さ約1万4000平方メートル。交通文化振興財団が運営し、建物はJR西日本が所有している。本館、第2展示場、プラットホーム・プラザに分かれ、展示物は3万8000点。建物の大半はJR環状線の高架下にあり、館内では列車の通過音が聞こえる。
 プラットホーム・プラザでは、8つの列車を展示。デゴイチの名前で親しまれたD51形蒸気機関車など、実際に使われていた車両を見ることができる。ブルートレインとして使用されていた「ナシ20形食堂車」は、平日は駅弁を販売し、土、日、祝日はレストランに衣替え。買った駅弁を車内で広げると、旅の気分を味わえる(写真2)。
 本館は7つの展示スペース、模型鉄道パノラマ室、企画展示室に分かれている。企画展示室では、年に数回特別展を開催。展示スペースは壁で区切られ、第1室から第6室までは鉄道、第7室では飛行機、船、自動車の歴史や仕組みなどを解説している。
 各展示室にはそれぞれ「鉄道の誕生」「列車運行と車両のしくみ」などテーマを設定。ボタンを押して電車の発車時刻・行き先などを変える体験コーナーもあり、中でも第4室の「安全に列車を走らせよう」は人気が高い。音声や信号の指示に従って実物の10分の1の新幹線や、在来線の列車の模型を動かすことができる(写真3)。列車の運行に欠かせない信号システムを学んでもらうことが狙いだ。その奥にある「221系電車シミュレータ」は、運転士の訓練用に使われている装置。運転席に座り、目の前の映像を見ながら操作する。大人が夢中になっている姿がよく見られるという。
 模型鉄道パノラマ室(写真4)では、幅20メートル、奥行き7メートルのジオラマの中を、係員が操作して80分の1の模型列車を走らせる。約15分の上演時間の間、次々と模型が走る様子に大人も子どもも見入っていた。

■交通科学博物館(06・6581・5771)。
高校生以上400円、4歳以上100円。月曜休館。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に
掲載されたものの転載です。

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