更新日:2008年4月30日
Vol.246:花菖蒲園と歴史民俗資料館(宍粟市山崎町)
写真2 写真3 写真4 地図

初夏を彩る花とホタル

 100品種3000本のシャクナゲと1000品種100万本のハナショウブが、これから見ごろを迎える「播州山崎花菖蒲(はなしょうぶ)園」。ハナショウブの品種と株数の多さでは「西日本一」といわれる花菖蒲園と、近くの「山崎歴史民俗資料館」を訪ね、山崎町の自然と歴史に触れた。
 里山に作られた花菖蒲園は9万平方メートル。自然の地形をそのまま利用し、棚田跡に花を植えている。大きくハナショウブ園(写真1は去年の様子)とシャクナゲ園に分け、毎年4月から6月まで開園。シャクナゲは5月、ハナショウブは6月に見ごろを迎える。1979年に開園、現在はNPO法人花菖蒲とふるさとづくりの会が運営している。取材した日はあいにくの天気だったが、雨に打たれる早咲きのシャクナゲ(写真2)の花に見とれた。またコバノミツバツツジが満開で、ピンク色が一段と鮮やかだった。
 ハナショウブの開花は6月。一面が青や紫で染まるという。中旬からは午後9時までナイター営業をし、園内をライトアップ。午後8時からは園内の明かりを消し、ハナショウブ園を流れる小川でホタルを鑑賞する(写真3は去年の様子)。
 花菖蒲園から車で5分。山崎歴史民俗資料館は、鹿澤城跡にある。入り口に立つ門は「紙屋門」(写真4)と呼ばれ、山崎藩陣屋の建物で現存する唯一のもの。江戸末期の建築。その門をくぐると、正面に資料館がある。広さ約130平方メートルの館内は、一歩入るとレトロな雰囲気。1889(明治22)年、同町内に建てられた龍野治安裁判所を移築した。
 部屋は7つ。正庁(事務などを行う部屋)、宿直室、審庭・白洲(しらす〈法廷〉)など当時使われていた名前の札がかかっている。館内には旧山崎町内から集めた日用品や農具を約300点展示。1844(天保15)年の覚書や、手回し計算機などが目を引いた。

■播州山崎花菖蒲園(0790・62・7727)
開園中は無休。5月31日までの入園料は、中学生以上500円、小学生250円。6月1日から30日までは中学生以上800円、小学生400円。

■山崎歴史民俗資料館(0790・74・8855)
入場無料だが、入館するには予約が必要。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に
掲載されたものの転載です。

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