更新日:2008年4月23日
Vol.245:渦潮を楽しむ(南あわじ市)
写真1 写真2 地図

渦発生の仕組み学ぶ

 淡路島と徳島県鳴門市の間の鳴門海峡。幅約1.3キロのこの海峡は、直径30メートルにもなる渦潮が見られることで有名だ。その渦潮を分かりやすく解説した「うずしお科学館」を訪ねた後、船で渦潮見物を楽しんだ。
 明石海峡大橋を渡って約1時間。神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南インターを出て5分。うずの丘大鳴門橋記念館(南あわじ市福良丙)に到着。淡路人形浄瑠璃館などを併設する同館は、3階建てで広さ約3000平方メートル。3階は展望台。2階はレストランで「あわじ島バーガー」など地元の食材を使った創作メニューを楽しむことができる。うずしお科学館はその1階にある。
 館内に入ってすぐ「リアルタイムうずしお」のコーナーがある。大鳴門橋の2本の主塔(高さ144メートル)に設置されたカメラを遠隔操作して、鳴門海峡の様子を画面で観察できる(写真1)。その横にある「うずしおラボ」では、パネルとミニチュアで渦潮を解説。ミニチュアの大きさは横2メートル、縦90センチ。鳴門海峡の地形を正確に再現(写真2)。スイッチを押すと中に張られた水が動き、渦潮ができる様子を観察できる。
 パネルの説明によると、渦潮が発生する原因は、太平洋と瀬戸内海の海面差。海は6時間ごとに干潮と満潮を繰り返す。太平洋が満潮となった場合、それが播磨灘に伝わって満潮になるのが6時間後。太平洋はすでに干潮になり潮位が下がっている。最大2メートルにもなる潮位の差と、複雑な海底の地形によって渦潮は発生する。
 同館のうずしおシアターでは半年かけて撮影した直径20メートル級の渦潮を3Dで上映している。「でも船に乗って見るのが一番迫力がありますよ」と同館副支配人の森本祐一さん。その言葉に従い、車で15分ほど離れた福良港へ向かった。
 福良港からは1日6便、観潮船が出ている。定員500人の咸臨丸に乗り、出発。20分ほどで大鳴門橋の下に着いた。干潮時から1時間ほど過ぎ、最適な時間ではなかったが次々と渦が生まれるのを見ることができた(写真3)。中には直径10メートル以上あるのでは、と思うものもあった。時間によっては渦潮が見られないこともあるので、クルーズに出るときは満潮と干潮の時間を調べておくことをお勧めする。

■うずの丘大鳴門橋記念館(0799・52・2888)。
うずしお科学館の入場料は大人500円、中高生450円、小学生250円、幼児100円。

■うずしおクルーズ ジョイポート南淡路(0799・52・0054)。
乗船料金は中学生以上2000円、小学生1000円。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に
掲載されたものの転載です。

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