更新日:2007年9月26日
Vol.220:オルゴールミュージアム(神戸・六甲山)
写真1 写真4 写真4 地図

山で楽しむ「音楽の秋」

写真3

 9月半ば、六甲山上の「オルゴールミュージアムホール・オブ・ホールズ六甲」(1994年開館)を訪ね、秋の気配を感じながら音楽を楽しんだ。
32年開業の六甲ケーブル(写真1)で山上へ。2両編成のケーブルカーは下駅から山上駅までの約1.7キロ(高低差約500メートル、最大傾斜26度)を約10分で登る。
山上駅からは循環バス。6分ほどで目的地。かすかに聞こえる音楽をたよりに歩くと、ドイツ風の建物が迎えてくれた。小さな池があるイングリッシュガーデンに囲まれ、欧風情緒たっぷり(写真2)。来館者の多くが女性というのも納得。
同館が収蔵する約100点のオルゴールや自動演奏楽器の一部が見られる展示スペースは2、3階。2階は第1展示室とコンサート展示室のほか、お茶や食事が楽しめる「シュトラウスカフェ」もある。コンサート展示室では1日14回、スタッフによるオルゴールと自動演奏楽器の説明があり、演奏も聴くことができる(1日14回の演奏は11月25日まで。通常は1日7回)。
 取材した日は「フォノリスト・ヴィオリーナ」(写真3/1910年ごろ、ドイツ製。93年復元)という自動演奏バイオリンの演奏があった。紙(ロールペーパー)にあけられた穴を読み取り、空気圧を利用して演奏する(動力は電気)。ピアノの伴奏にあわせて3つのバイオリンを自動演奏する様子には驚く。また、高さ約5メートル、幅約8メートルの日本最大の自動演奏オルガン、デカップ・ダンス・オルガン「ケンペナー」(写真4/1938年ごろ、ベルギー製)も見もの。13パーツに分解して持ち運びができ、かつてはダンステントの中で組み立てて使われた。パイプオルガン、アコーディオン、打楽器の合奏は圧巻だ。
 3階は、コンサート展示室を見下ろすロフト展示室と第2、第3展示室。レコードのような金属の円盤をセットして演奏するディスク型オルゴールや手回しオルガン、自動演奏バンジョーなど珍しい楽器がずらりと並ぶ。江戸からくりやイギリスのからくり人形・オートマタも展示している。
最後は1階のミュージアムショップへ。手軽なものから651万円のアンティークオルゴールまで、約1000種の商品がある。お気に入りを探してみてはいかが。有料のオルゴール組み立て体験(11月までの土・日・祝日)もある。

ホール・オブ・ホールズ六甲(078・891・1284)。
大人1000円、小人500円。木曜休館(祝日の場合は開館)。

 

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に掲載されたものの転載です。

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