神戸といえばショッピング。日ごろは店のショーウインドーをのぞきながら歩く街並みを違った角度から見てみようと、神戸市役所展望ロビーを訪ねた。ついでに近くの市立博物館にも立ち寄った。
神戸市役所はJR三ノ宮駅から南へ歩いて7、8分。1号館から4号館まであり、展望ロビーがあるのは1号館。地下3階地上30階、高さ132メートル(写真1)。1989年に完成した当時は全国の官公庁の中で1番の高さを誇っていた。
展望ロビーは24階。高層階用エレベーター乗り場周辺は勤務中の職員が多く観光名所らしさは感じられないが、展望ロビーに着くと雰囲気が一変。展望ロビーには自由に見学できるフロア(約140平方メートル)と、地場産品の売店や喫茶、レストランもある。
街の眺望は東は喫茶、西はレストラン内部からになるが、北と南はフロアから見学できる。北は六甲山、摩耶山、100年前に定められた市章の電飾がある市章山などの緑が美しい。南は青い海が楽しめ、神戸大橋や人工島のポートアイランドが見渡せる(写真2)。
ルミナリエの期間中は南側にある東遊園地のオブジェがよく見えるので、入場制限をするほどの人出があるが、ふだんはさほど混雑しない。北区鈴蘭台から来た中年の女性2人は「近くに来たら立ち寄るの。きれいな風景が楽しみです」と話していた。
市役所から南西へ400メートル 。旧居留地と呼ばれるハイカラな地区に神戸市立博物館がある(写真3)。西洋の古典建築であるドリス様式の列柱、御影石の外装が重厚な雰囲気。元が1935年建築の銀行(旧横浜正金銀行神戸支店=東京銀行〈現東京三菱UFJ銀行〉の前身)というのも納得だ。市が東京銀行から建物の寄贈を受け、増改築の後82年、博物館として開館した。今年で25周年になる。内部は大ホールの吹き抜けや、壁面のステンドグラスなどがおしゃれな神戸にぴったり。開催中の展覧会をのぞいてゆったりとした時間を過ごした。
■神戸市役所(078・331・8181)。展望ロビーの利用は平日午前8時15分から、土・日・祝日は午前10時から、共に午後9時まで(7−9月は午後10時まで)入場無料。
■神戸市立博物館(078・391・0035)。