都会のにおいが恋しくなり、大阪・南港へ足を延ばした。訪ねたのは、ふれあい港館ワインミュージアムとWTCコスモタワー展望台プラット・プラネット。珍しい展示品を眺め、大パノラマで目の保養をし、リラックスタイムを過ごした。
地下鉄中央線のコスモスクエア駅から南東へ約5分歩くとふれあい港館ワインミュージアム。19種類のブドウが育つブドウ棚を見ながら入館し、地下2階のワインミュージアムへ。控えめな照明にゆったりした空間は、ワインカーブ(地下のワイン貯蔵庫)をイメージしたものだという。展示されているのはアンティークグラス、デカンタ(卓上用のガラス製酒瓶)、ソムリエがテイスティングの際に使う道具・タートバンなど約200点(写真1)。30分ごとに動くジオラマで、ブドウの収穫の様子、ワインや木だるの製造方法も見ることができる。
同館は1995年、大阪市が建設した。地上1階、地下2階建て。運営は民間に委託している。2年前に一部を改装し、チャペル(写真2)もできた。同館首席学芸員の織田貴子さんは「結婚式もできる新しい魅力が加わりました」。
WTCコスモタワー(写真3)は、ミュージアムの西側にそびえている。地上256メートル。西日本一高いビルだ。その最上階の55階に展望台プラット・プラネットがある。1分に180メートル昇降するシースルーエレベーターに乗り、約80秒で52階へ。53階から長い長いエスカレーター(写真4)で55階へ。
展望台から見渡すと、地上から見上げて高いと思っていた他のビルが、はるか下に見える。あいにくの雨で遠くまでの眺望はきかなかったが、大阪市街や港に並ぶコンテナ、出船、入り船などの大パノラマを堪能。同展望台を運営するアクティオ株式会社の林晶子さんは「カップルも多いですが、家族連れや、仕事で近くへ来た男性もよく利用されています」と話していた。
822平方メートルのフロアの中心にはカフェを併設したくつろぎの空間がある。腰をおろし、俗世から離れた気分を味わうのも一興。また、同じ日の1回にかぎり再入場できるので、昼と夜の景色を見比べてみるのも面白い。
■ふれあい港館(06・6613・2411)は無料。
■
プラット・プラネット(06・6615・6055)は高校生以上800円、中学生400円、小学生200円。