
「私、生まれも育ちも葛飾柴又です…姓は車、名は寅次郎…」。渥美清演じる「寅さん」が旅先で繰り広げる人情物語。
「播磨の小京都」旧龍野市が舞台となった「男はつらいよ寅次郎 夕焼け小焼け」が撮影されたのは1976年。その撮影地を歩く「男はつらいよ 寅さん撮影地巡りウォーキング」があると聞き、参加した。
このイベントは、たつの市が03年から、健康促進や町のよさ再発見を目的に開催しているウオーキングの一環。同市の50−70代有志でつくる「ドラゴンウォーカーズ」が企画した。
5月13日午前9時過ぎ、たつの市龍野町富永の市青少年館前に、約100人が集まった。ウオーキング好きの「常連さん」が多かったようだが、「撮影地巡りと聞いておもしろそう」と初めて参加した人もいた。
地図の矢印のルートを歩いた。
マドンナ役の芸者ぼたん(太地喜和子)が住んでいた家の洗い場(写真2、地図3)など狭い路地も何カ所かあった。「こういう道を歩く機会は、めったにないので楽しいですね」と御津町の福田二美代さん(61)。
日本画家、池ノ内青観(宇野重吉)が歩いた龍野城周辺(写真1、地図10)は白壁と山の緑のコントラストが美しかった。このほか、芸者らが歩いて出勤するシーンを撮った通りなども訪ねた。山崎町の猪尾幸生さん(75)と福井清育さん(72)は「また寅さん(の映画)が見たくなった」。
道のりは約6キロ。ゆっくり歩いて1時間半ほど。
古い町家も数多く残る龍野。「撮影地の様子は、30年前とほとんど変わっていませんよ」とドラゴンウォーカーズ会長の石原正幸さん(62)。
今回のコース以外の所も一度のんびり歩いてみたくなった。
ウオーキングについての問い合わせは、市健康課(0791・63・2112)。
たつの市・龍野観光協会(0791・64・3156)。