更新日:2007年4月25日
Vol.200:須磨海浜水族園(神戸市)
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遊び心たっぷり記念展

 5月に開園50周年を迎える神戸市立須磨海浜水族園で、記念展「おさかなレトロ横丁」(08年3月まで)が開かれている。
 会場は本館横の「和楽園展示館」1階(500平方メートル)。同水族園が須磨水族館としてスタートした1957年(昭和32年)ごろの町並みを再現。町並みに関連した魚たちを展示している(写真1)。
 民家、たばこ屋、理髪店、路地、駄菓子屋、ラジオ商会、バー、空き地、銭湯の9区画で構成。郵便ポストのそばにたばこ屋「半道商店」、その隣は「長須理髪店」。それぞれに水槽が設置されていて、ポストの水槽には体に「〒」の模様があるポストフィッシュ、たばこ屋にはパイプフィッシュ(写真2)。理髪店には、はさみをもっていて体が赤・白・青色のオトメヒメエビといった趣向。店の名前は「バンドウ(半道)イルカ」「ナガス(長須)クジラ」からとった。

「駄菓子屋」では「スベスベマンジュウガニ」「チョコレートグーラミー」が泳ぎ、「バー」の水槽には赤ら顔の「ラミーノーズテトラ」を配置。民家のお茶の間(写真3)には当時人気があった「エンゼルフィッシュ」。テレビには力道山が活躍するプロレスの映像が数秒流れていた。
 会場入り口には、当時の神戸市内の写真、水族館時代のポスター、水族園の歴史年表なども展示している。
 須磨区から子ども2人と来ていた鎌田千晶さん(30)は水族園の年間パスポートを持つファン。長男武優くん(3)のお気に入りは「銭湯」(写真4)。「湯船」に手を付けると、人の皮膚をつつくドクターフィッシュが集まってくる。筆者もおそるおそる手をつけてみたが、くすぐったいような、ちょっと手を引っ込めたいような…。
 大掛かりな仕掛けがあるわけではないが、水族園らしく、遊び心たっぷりの企画にしている。

地図 建物の老朽化のため、全面建て替えし1987年、現在の「須磨海浜水族園」として再出発した。2万4000平方メートルの敷地に、9つの展示館、115の水槽があり、約600種1万3000点の魚などが見られる。

須磨海浜水族園(078・731・7301)。入園料は、18歳以上1300円、15−17歳800円、小・中学生500円。

 

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に掲載されたものの転載です。

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