更新日:2006年12月14日
Vol.183:神戸でのんびり散歩
写真1 写真2 写真3 地図

動物園で異人館も見た

 最近、テレビドラマの舞台にもなっている動物園。子どもだけでなく大人も十分楽しめる。保育園のバス旅行以来、二十数年ぶりに神戸市の王子動物園を訪ねた。
 JR灘駅から徒歩5分。懐かしさを感じつつ入園すると、鮮やかなピンクのフラミンゴが迎えてくれた。
 王子動物園といえばやはりパンダ(写真1)。本来、高地(海抜1800〜3200メートル)に暮らす動物なので寒さに強い。夏場に比べて動きが活発なこの時期は、外で元気に遊ぶ姿が見られる。「パンダの一日」を紹介したパネルなども興味深く、一層親しみを覚える。

 パンダ館のすぐそばにホッキョクグマがいた。低い気温が心地良いのか、まるで敷物のようにうつぶせで昼寝中(写真2)。反対に、マダガスカル島出身のワオキツネザルは、寒さを防ぐように仲間で押しくらまんじゅうをしていた。歩きながら、動物たちの生態の違いを見比べてみるのも面白い。
 また、動物の赤ちゃんに出合えるのも動物園ならでは。10月5日に生まれた夜行性のヨザルは、素早く動く母猿の背中にしがみつく姿が大変愛らしい。
 奥へ進むと、意外なものが目に入る。国の重要文化財の異人館・旧ハンター住宅(写真3)だ。1907年ごろ、英国人貿易商のE.H.ハンターが神戸市・北野町の高台に移・改築した洋風建築。年月を経て処分されかけたが、保存運動により1964年に動物園へ移築された。4、8、10月には内部が公開される。
 ゲート近くへ戻ると、子どもの呼びかけに応じ、鼻を揺らしてパフォーマンスするゾウが愛敬をふりまいていた。隣の円形猛獣舎では、厚さ10センチの強化ガラス2枚越しに見られるトラやライオン、ジャガーなどが迫力満点。

 園内を一巡りして約1時間。物足りない人には、神戸の展望はどうだろう。動物園から北へ約20分。住宅街の急な坂道を上ると、五鬼城山展望公園に着く。山上には一番高い284メートルの北展望台、西、東と三つの展望台がある。今回は、登り口から約10分の東の展望台へ行った。取材した日は曇り空だったが、ポートアイランドや六甲アイランド、神戸製鋼所などが一望できた。

神戸市立王子動物園(078・861・5624)。
午前9時〜午後5時(11〜2月は午後4時半まで)。
入園は閉園の30分前まで。水曜休園(祝祭日は開園)。
大人600円、中学生200円、小学生以下無料。

※この記事は、朝日新聞読者にお届けしている「あいあいAI 」(播州)に掲載されたものの転載です。

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